中国盆会 9月16~18日 崇福寺

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日本とはひと味違う在留する中国人の盆祭り。昔、死者の霊をなぐさめるため、崇福寺、福済寺、興福寺の3寺合同により唐人屋敷で行われていたが、現在は旧暦7月26日からの3日間、崇福寺で行われるようになった。
この盆祭りは、正式には「普度盂蘭盆勝絵(ぼうるうらぼんしょうえ)」といい、有縁仏、無縁仏をも含めて同時に法会を営む。
第1日は、僧侶によりお経があげられ、釈迦その他尊者の霊を慰め、第2日は同じくお経をあげて亡者や霊を呼ぶ。第3日は全世界の霊に対し供物をあげ、迷い出た人にいたずらしないよう金山、銀山、衣山などを燃やして米饅頭を天に向けて投げ、霊を送る。金山、銀山は金銀貨を意味し、また衣山は着物、洋服、履物等を意味している。
境内第一門をくぐり第二門(第一峰門)のところにある人形は、七爺(ちーえ/背が低く黒い丸顔)と八爺(ぺーえ/背が高く長顔で白衣)。この2人は人間の魂を冥途に連れて行く役割の神だ。本堂の前にはパノラマの娯楽室、沐浴室、女室、舞踊場がある。この玉殿は亡者のために設けられたもので、中には精進料理が供えられ、絶えず香煙が揺らいでいる。さらに本堂の横には冥界における亡者の36軒の店があり、ここでは亡者が物を買ったり、遊んだりできるようにしてあるという。
夜の境内にはいくつもの赤いランタンが灯され、唐人鉄砲や鉦、太鼓の音が始終鳴り響く。遠く関西方面からの参詣者も加わり、盛装した中国の老若男女が三跪九拝(中国式の参拝方法)をして手を向ける香煙は全山をおおい、たいへんな賑わいをみせる。