「お直し」「お手入れ」でお着物リフレッシュ

お着物で何か困ったことはありませんか。他店でとれなかった「シミ」等、ぜひお持ちください。
こだわりの職人技術で着物の修復プランをご提案いたします。

シミ抜き

お着物についてしまった汗シミや、食事でついてしまったシミなどを元の状態に戻します。
シミの数や汚れ具合でお値段が変わってきます。

◎シミ抜き(シミの汚れ具合で変わります)     3,000円~
◎丸洗い     3,800円~

洗い張り

着物を解いて反物に戻し、そして手洗いで全体の汚れを落とします。

染め替え

洗濯では落ちない汚れ・黄ばみ・シミなどをカバー。また派手な色を地味に、地味な色を派手にしたり、色や柄の古びたものを新品のようによみがえらせます。

◎とき洗いはり(汚れ具合で変わります)     9,000円~
◎染め代     15,000円~
◎仕立代(小紋の場合)     18,000円~

その他いろいろ

他にも、丸三ではこのようなことを行っております。お気軽にご相談ください。

着付けサービス
当店ではお買い上げ頂いたお着物は何回でも無料で着付けいたします。
結婚式などは着物で行かれますと、ご招待した方も喜ばれます。

着物の仕立て
約50人の仕立屋さんがおります。お値段はお特になっております。
また、当店以外のお着物もお仕立いたします。

◎着物袖切り     3,500円~
◎着物桁直し(桁は手の長さになります)     4,500円~

着物の別誂え
ご希望の色・柄を別誂えでおつくりいたします。

保存とお手入れについて

お着物を長く着ていただくために、知っておくと便利な知識をご紹介します。
もっと詳しく知りたい方はお気軽にお問い合せください。

汚さないために

着るとき・脱ぐとき

まず、手を洗う。
立つ場所、着物を置く場所に風呂敷を敷くこと。
お化粧は着る前にしておく。
指輪や時計をつけるなら着付けてから。
取るときは脱ぐ前に。


着用時のちょっとした動作

手を伸ばす時は、あいた手で、袂をかばう。
階段の昇り降りの時には、前裾をかばう。
壁などにもたれない。

お出かけのとき

ペーパータオルをバッグに…。こまめに指先を拭う。
ハンカチを余分に用意して、食卓ではナプキン代りに。
座る時は敷物に。

汗ばむ季節には…

胸元から腰にかけて汗とり用のガーゼかさらしを巻く。

シミの性質

シミの性質は大きく3つ

1.水溶性
  性質 水に溶ける
  食物・酒類
  除去方法 溶かして他の布に移し取る
 
2.油溶性
  性質 石油系溶剤に溶ける
  機械油・アイシャドウ
  除去方法 溶かして他の布に移し取る
 
3.1・2が変化した物
  性質 水にも石油系溶剤にも溶けない
  血液・汗等が古くなって変質したもの
  除去方法 漂白剤などを使い、化学的に水溶性または油溶性のものを変化させる

シミは早いほど落ち易く、遅いほど落ち難くなります。何によるシミなのかがはっきりしていて新しいものならば落とすのは容易ですが、実際には本人にも「いつ・どうして」できたのかわからない事が多いものです。

古くなると落とし難くなり、染め色が損なわれて、色掛け・色直しが必要な場合もあります。
除去方法の選択を間違ったために落ち難くなる場合もあります。

汗シミ
わずかな汗でもそのままにしておくと、黄バミ・シミとなってしまいます。汗になったきものは、脱いだらすぐタオルかさらし布の上にのせ、上から水で絞ったタオルでたたくようにして汗を下の布に移す。それでも輪ジミが出ることがあるので1~2ヶ月後調べて下さい。もし輪ジミができていたら、すぐ専門店に出して下さい。それ以上たって古くなると専門店でも難しくなります。

着物汚れの処理法

汚れの処理法(4種類)

1.落とす
  ◎シミ抜き ◎洗濯
 
2.目立たなくする
  ◎再生加工 ◎染め替え

【シミ抜き】(部分落とし)
  方法 水・溶剤・薬品などを用いて、集中した汚れを落とす
  用途 汚れが狭い部分に集中している場合

【再生加工】
  方法 一部に色をさし、色かえをする
  用途 ◎シミ跡のあるもの
◎色柄のパッとしないもの
◎寸法変更により柄の合わなくなったもの

【染め替え】
  方法 色抜きしたあと、新たに染め加工する
  用途 ◎全体に黄ばんだり色あせたもの
◎色柄の古びたもの
◎年令・趣向に合わなくなったもの

【洗濯】(全体洗い)
  ●丸洗い
  方法 仕立てたまま丸ごと洗う
  用途 ◎全体的な少量の汚れの場合
◎生地が弱っていて解き洗いに耐えられないもの
  ●洗い張り
  方法 ほどいて、水と中性洗剤を用いて洗う。その後、張り湯のしする。
  用途 ◎全体的な少量の汚れの場合
◎生地が弱っていて解き洗いに耐えられないもの

脱いだら

日常のお手入れ

半衿
◎1・2度着る間は、ベンジンでさっと拭いておきます。汚れたら外して洗い、漂泊してアイロンをかけます。

保存の3大ポイント

1.汚れを取り除くこと
  目立たなくても後で大変!!
シミ・カビの素になる。虫が好む。
2.湿気を防ぐこと
  湿気は絹の大敵。
◎黄バミ・カビ・縮みは命とり!!
3.間違ったたたみ方や重圧は禁物
  折ったり押さえつけたりは、箔・刺繍・絞りには大敵!
剥がれる、風合いが損われる。

たたみ方

畳は意外に汚れています。着る時・脱ぐ時・たたむ時は敷きござを用意します。

長着

1. 両脇の縫い目(実際は縫い目がはだけないように5㎜ぐらい外側)で折る。

2. 衽(おくみ)の縫い目のあたりで折り返し、衿つけの縫い目を内側に折り込む。

3. (A)と(B)を重ね、衿先(えりさき)まで重ね合わせる。

4. 背の縫い目で折り、両脇の縫い目を揃えて重ねる。

5. 上の袖を折り返す。

6. 衿先は折り込まないように、畳紙やタンスの長さに合わせて二つ折りにする。

7. 袖下と左端を持って上下を返してから、袖を折り返す。

絵羽(留袖・振袖・子どもの着物など)

1. 両脇の縫い目で折る。紋や裾の模様に、薄い和紙をあてる。

2. 衿つけの縫い目を内側に折り、折り目を決めてたたむ。(丹前・子どものきものは、衿を伸ばしたままたたむ。)

3. 衿を内側に折り、柄うつりを防ぐ為に当て紙を入れる。

4. 折るとき1メートル尺の物指しをあてて折ります。背紋にも和紙をあてて白布で包んで納める。

襦袢

1. 両脇の縫い目を折ります。

2. 脇を中央まで折ります。

3. 袖口が折り目の内側2㎝にくるように折り返します。

4. 向こう側も同様に折ります。

5. 半分に折って納めます。

コート

1. スナップはとめずに両脇の縫い目を折ります。

2. 立衿をくずさないように返します。

3. 脇は中央まで袖は袖口が折り目の内側にくるように折り返します。

4. 袖下で折り上げます。

5. 小衿が見えるように表に返します。

名古屋帯

1. お太鼓の裏側を出して広げ、縫い止まりを三角に折ります。お太鼓を表側に返して、前帯を三角に折り返します。

2. お太鼓に合わせて三角に折っていきます。

3. 点線のところで折ります。

袋帯

1. 二つ折りにします。

2. さらに三つ折りにします。

3. 折り目をつけないためには、折り目の内側に真綿の芯を挟みます。

小物の手入れ

帯揚げ
シワを伸ばしながら巻いておくか、たたんで柔らかい紙に包んでおきます。
絞りのものは四つだたみにして、しぼが潰れないようにします。

帯締め
あまり汚れないうちに、ベンジンで落とします。
房は、きれいに揃えて、和紙できっちり巻き、四っつに折って袋か箱に入れておきます。

伊達締め・腰紐
伊達締めはシワを伸ばして巻きます。
腰紐は五角形に折りたたんでおきます。

足袋
その日のうちに洗って白さを保ちます。
陰ぼしにしてアイロンをかけます。

ぞうり
泥や埃りを拭きとります。
革はクリーナーで汚れを落とします。
鼻緒の裏と鼻緒はしっかり拭きます。

タンスのしまい方

畳紙に一枚ずつ包んでタンスに入れます。
  【湿気対策】
  タンスはできるだけ湿気の少ない上段へ。
  タンスの置き場所は、できるだけ風通しのよい所へ。台所や浴室に近い所は避けます。
  空気の乾いている日は、タンスの扉や引き出しを開けて湿気退治!
 
派手になったり、傷んだりして着られなくなったものは、洗いはりをして表地・胴裏・八掛・帯芯などを別々にしまえば、収納スペースも少なくてすみ、取りかえ用もすぐ使用できて便利。
金加工のあるものは、化学変化をおこして変色することがあります。他のものとは別に収納しましょう。
防虫剤は使わないこと。
昔のタンスの例
 

虫干し

現代家屋は密閉度が高く湿気がこもり易い。1年に1度は必ず虫干ししましょう。

7月下旬~8月下旬(土用干し)
入道雲が湧き出したら、梅雨期に含んだ湿気を払わないといけません。

10月下旬~11月上旬(虫干し)
コオロギが“つづれ刺せ、つづれ刺せ”(縫いものをせよ)と鳴き出したら衣更え・冬物の点検をして、綻びを直します。9月に生まれた虫の卵も除去します。

1月下旬~2月下旬(寒干し)
寒の頃、板戸も乾いて隙間ができる。着物に風を通すには良い時期。

虫干しの目的
①風を通して湿気を払う。
②害虫を除く。
③点検をする。(傷んでいたら早めに処理。早いほど楽です。)

虫干しの時期
①湿り易い時期の後(7月下旬~8月下旬)
②さあ着ようという時(10月下旬~11月下旬)
③一年中で最も湿度の低い時(1月下旬~2月下旬)

時刻
晴天が2日以上続いたときのAM10:00~PM3:00の間

方法
風通しがよく、陽のあたらない所に、きものを一枚ずつ裏返して掛けます。畳紙は太陽にあててよく干します。容器は内部を乾拭きして干します。

着物の基礎知識

着物にはいろいろな種類があり、それぞれのシーンに合わせた装いのルールがあります。着物を楽しむために知っておくとよい基礎知識をご紹介します。

着物の種類

女の着物

【染の着物】
  ◎礼装 本振袖(未婚)、振袖(未婚)、黒留袖(既婚)色留袖(既婚)
  ◎正装 色留袖(既婚)、喪服、色喪服、訪問着、色無地
  ◎外出着 色無地、付下げ、小紋、絞りきもの、ウール・ゆかた
  ◎普段着 ウール・ゆかた
【織りの着物】
  ◎外出着 お召、絹絣(大島紬)、紬絣、上布
  ◎普段着 木綿(縞・絣)、ウール

男の着物

【染の着物】
  ◎礼装 黒羽二重五ッ紋長着、黒羽二重三ッ紋羽織、仙台平袴
【織りの着物】
  ◎外出着 お召長着、お召羽織
  ◎普段着 大島紬・結城紬アンサンブル、塩沢紬、小千谷縮(単衣)、木綿絣、ウール、ゆかた
【染めの着物】
  ゆかた

子供の着物

  ◎正装 産着、七五三祝着(振袖を含む)
  ◎普段着 ウールのきもの・ゆかた

友禅(ゆうぜん)
模様を筆で彩色する。防染して刷毛で引き染めする。
江戸時代初期に宮崎友禅斎によって始められた。
産地は京都・加賀・東京・十日町など。

江戸小紋(えどこもん)
もともと“小さい模様”という意味。江戸時代、武士の裃(かみしも)の柄から変化した。色は一色、遠くから見ると無地染めに見える。

辻ヶ花(つじがはな)
桃山時代を中心に染められていた。その後、忽然と絶えてしまった幻の染。絞りを主体にした染で箔や刺繍も加えられて現代の染として復元された。

紅型(びんがた)
沖縄で染められた型染。模様、色彩は南国にふさわしく鮮やかで独特なタッチ。

更紗(さらさ)
桃山時代にインドから渡来。ジャワ、ペルシャ、シャムなどはそれぞれ違うムードがある。
趣味のきもの、民芸調。

絞り(しぼり)
鹿の子絞り・一目絞り・帽子絞りなど様々な技法がある。
ひとつひとつ手で絞るため、たいへん手間が掛かる。
豪華で振袖にも使用される。

草木染(くさきぞめ)
合成化学染料に対して、草木の天然染料による染め。
化学染料では出せない味がある。

紋について

紋の基本的な図柄は、300~500種で、これの変化形や特殊なものを入れると数千種とも、一万種とも言われる数になります。

紋のしきたり
【お嫁に行く時の紋】
以前は、実家の母方の紋を付けるのが正式でしたが、最近は地域や家のしきたりによってさまざまです。
婚約後に整える場合は、あらかじめ両家で話し合って決めて頂くのが無難でしょう。

【七五三の衣裳・宮詣りの初着の紋】
以前は、母方の実家から祝いとして贈ったため、紋も母方の実家のものを付けました。これもあらかじめ両家で話し合うことが一般的です。

留 袖 ・・・ 結婚をされた方の第一礼装になります。紋は五つ入れまして着物のなかでは一番、格の高いお着物になります。
主に結婚式などで着るお着物です。お身内の方の結婚式で着て頂くお着物で、お知り合いやお友達の結婚式には訪問着などをお勧めいたします。

色留袖 ・・・ 留袖の次に格の高いお着物です。紋は一つ入れる場合から五つ入れる場合と様々となっております。
紋が一つの時は訪問着に近い格になりましてパーティー、結婚式、発表会など色々な場面でお召し頂けます。
三つ紋を入れますと留袖に近い格になりまして主に結婚式に着て頂けます。
五つ紋は特殊な場合になりまして皇室での叙勲や園遊会などのときに五つ入れられる場合が多いみたいです。

訪問着 ・・・ 結婚をされた方のお着物になります。一般的によく皆様が買われるのが、この訪問着になります。格としては色留袖の次になります。
結婚式、七五三、結納、お食事会、パーティーなどさまざまな場面でお召しになれます。
柄や生地によって着ていける場所が変わるのも特徴で、紬などの訪問着は身内の方の披露宴ではお召しになられないほうがよろしいかと思います。又、紋を入れますと格は上りますが、着て頂ける場所が多少狭まります。

附下 ・・・ 格としては訪問着とほとんど同じと思って頂いて大丈夫です。
着物の格は訪問着の下になりますが、お召し頂ける場所は訪問着とほぼ一緒になります。柄が少ない附下になりますと、相手の方をご招待した場合などにお召しいただくとお客様より目立たずよろしいかと思います。

色無地 ・・・ 基本的に紋を一つ入れて着るのが基本になります。
着物の格は附下の少し下になります。
お召し頂ける場所は披露宴(お知り合いやお友達のときです)、お食事会、結納(お母様)お宮参り、七五三、パーティー、お茶席、ご法事と多岐に渡ります。又、皇室などに行く場合は五つ紋を入れる場合もあります。紋を入れずにお召しになると普段着になりますので披露宴などにはお召しにならないほうがよろしいかと思います。
正式な場所で何を着ていいか悩まれた時は、無地のお着物を着ればほぼ大丈夫です。

振 袖 ・・・ 結婚をされてない方の第一礼装になります。通常、成人式に着る場合が多いですが、数えの19歳は満でいうと20歳になりますが、19歳は女性の厄年になります。
その厄を振り払うという意味もあるといわれてます。
普段着にはお召しになれませんが、成人式だけでなく、卒業式、結婚式(身内の方、お友達の方などどのような場面でもお召しになれます)パーティー、結納と色々な場面でお召しになれます。特に披露宴で着ていただくと式が華やかになりご招待した方も喜ばれる場合も多いみたいです。

・・・ 街に遊びに行ったり、お食事を食べにいったり、観光地に遊びに行ったりと普段に着て頂けるお着物です。

小紋 ・・・ お召し頂ける場所は紬とほぼ同じになります。若い方が大柄の小紋に袋帯を締めて披露宴に出られる場合もあります。ただ正式には結婚前の方は振袖がよろしいかと思いいます。

着物の格とは ・・・ 着物の格が下だからその着物がお安いとは限りません。特に紬などはその生産工程の複雑さから何百万もするものも珍しくありません。
あくまで着て行ける場所を表す時の目安と思ってください。

単 衣 ・・・ きものには四季を通したお着物の種類があります。
10月から5月は袷(あわせ)のお着物。6月と9月は単衣(ひとえ)のお着物。7月と8月は絽(ろ)や紗(しゃ)のお着物となっております。通常のレンタルのお店ではなかなか単衣や夏のお着物は置いてありませんが、ちた和やでは色々と6月から9月まで着て頂けるお着物を取り揃えております。