「あじさい」は、出島のオランダ商館医・シーボルトのお気に入りの花でした。
この地で運命の女性・お滝さんと出会い、イネという娘をもうけながら、国外追放の身となって最愛の人と引き裂かれたシーボルト。
彼は、大好きなあじさいに愛する人の名前から「オタクサ」と学名をつけ、ヨーロッパに紹介しました。シーボルトとお滝さんが再会できたのは、安政の開港の年。実に三十年の歳月が流れていました。
彼らにまつわる場所を訪ね、再会を信じて耐えた日々とその愛の軌跡に想いを馳せながら、2人の愛の証「あじさい」の花々をお楽しみ下さい。
今年は、19種類、約3,000株のあじさいが、市内各所(中島川周辺、シーボルト記念館、出島、グラバー園など)に設置され、色とりどりの花を観賞することができます。
※パンフレット提示による施設入場料の割引はありませんのでご了承ください。
★期間限定!ながさき紫陽花さるくのご案内
シーボルトとお滝さんの愛と再会の奇跡を長崎を知りつくした地元のガイドがご案内します。(完全予約制)
ながさき紫陽花さるくⅠ シーボルトと愛のお滝さん花 ~眼鏡橋渡って、興福寺へ~
ながさき紫陽花さるくⅡ シーボルトの寄り道 ~あじさいの里 鳴滝散歩~
★関連イベント
紫陽花まつり限定長崎そっぷ
長崎で獲れた新鮮な魚介を使った人気メニュー「長崎そっぷ」
ながさき紫陽花まつりの期間中、会場周辺のお店であじさいをイメージした限定「長崎そっぷ」を提供します。
※「そっぷ」はオランダ語で「スープ」の意味